このコラムでは、主にこれからPHPを学習しようと考えている若手のエンジニアや、エンジニア希望の方向けに、 PHPについての最新情報やPHP試験に関する内容を取り上げていきます。
ChatGPTやGitHub Copilotなどの生成AIツールが開発現場に急速に普及し、「バイブコーディング」という新しい開発スタイルが注目を集めています。自然言語で指示を出すだけでコードが生成される時代は、一見プログラミングの敷居が下がり、誰でもエンジニアになれるように思えるかもしれません。
しかし、テスト駆動開発(TDD)の第一人者であるt-wada氏(和田卓人氏)は「バイブコーディングは、エンジニアのためのものではない」と警告しています(※1)。AI駆動開発カンファレンス2025での講演で、氏は「AIが加速させるのは既存の開発課題であり、技術的負債やセキュリティリスクの顕在化だ」と指摘しました。
(※1) https://type.jp/et/feature/29773/
バイブコーディングの「落とし穴」:AI生成コードの3大リスク
生成AIが出力するコードは一見正しく見えますが、以下のような深刻なリスクを内包しています。
1つ目は、セキュリティ脆弱性の見逃しです。
AIが生成したPHPコードには、SQLインジェクション対策の不備やXSS脆弱性が含まれることがあります。2024年に急増したCVE-2024-4577(PHP脆弱性)への攻撃事例が示すように、セキュリティは一瞬の油断が命取りになります。Trend MicroやCloudflareも、AI生成コードが新たなサイバー攻撃の温床になるリスクを警告しています。
2つ目は、品質問題に関することです。
ソースコードにとって、非常に重要な、「デバッグ」や「可読性」が犠牲になるということです。AIが生成したコードは「なぜそう書かれたか」の背景が不透明です。バグ修正時に「このコードが何をしているのか分からない」と立ち往生するケースが頻発しています。t-wada氏は「理解できないコードはレビューできない」と指摘しています。
そして3つ目は、パフォーマンスの劣化です。
LaravelでのN+1クエリ問題や、PHP 8.4の新機能を活用できていない非効率なコードがAIによって量産されるケースも報告されています。基礎知識がなければ、これらの問題に気づくことすらできません。
成功するエンジニアの共通点:AIは「候補」、人間が「判断」
では、AI時代に成功するPHPエンジニアは何が違うのでしょうか?
t-wada氏は「努力は外注できるが、能力は外注できない」と述べています。AI駆動開発カンファレンスでの講演では、「オーガニックコーディング(自分の手で書くコード)こそが、人間の設計判断力と能力を育てる」と強調しました。
成功するエンジニアは、基礎知識に基づく「判断力」、AIを制御するための「ガードレール設計」、体系的な学習でスキルの「幹」を育てることが需要です。
これらを持っているエンジニアは、AIをうまく使うことができ、自分のアウトプットの質も向上していくということです。
PHP技術者認定試験でPHPの学習を
バイブコーディングから入った方でも、今後プログラミング学習を本格化させるエンジニアの皆さんにとって、PHPは学習するのにとても良い選択肢です。短期間で実用的なスキルを身につけられ、安定した転職市場での需要があり、長期的なキャリア形成にも適しているというバランスの取れた選択となります。更に今ではAIも強力な支援をしてくれます。
ただ、単にPHPを学習すると言っても基準や目標が欲しいものです。
「PHP8技術者認定初級試験」(※4)では、基本的なPHPプログラムの基本知識を問う試験として、入門編のマイルストーンと位置づけることができます。「PHP8技術者認定上級・準上級試験」(※5)では、実用的なプログラミングテクニックを問う試験となり、PHPの上級者のマイルストーンとなります。
(※4)https://www.phpexam.jp/summary/novice8
(※5) https://www.phpexam.jp/summary/expert8
PHP技術者認定機構が提供する試験体系は、「経済産業省のITスキル標準(ITSS)に正式認定」されており、企業からの信頼性も抜群です。PHP8技術者認定初級試験(ITSSレベル1)からPHP技術者認定ウィザードまで、体系的なスキル証明が可能です。
これからPHPを学ぶ方、学び直す方、別の言語のプロフェッショナルで、PHPの習得も始めた方など、PHPを学習するにあたっては「PHP技術者認定試験」を活用し理解力をチェックすることも学習スケジュールに入っているとより有効です。
試験については、PHPの技術知識について以下のポイントをカバーできます。
- 自分の知識を高めたい
- PHPの実力を把握したい
- 会社における基準の1つとして使いたい
ぜひこちらのページもご覧ください。
https://www.phpexam.jp/summary
現在、「PHP技術者認定試験」は以下の試験を実施しています。ご自身のレベルとPHPのバージョンによって選択ができますので、ご興味あるものがあればアクセスしてみてください。
- PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP8技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP5技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP技術者認定ウィザード
また、PHP技術者認定試験では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

