企業・団体人材育成事例

PHP技術者認定試験合格者育成事例:株式会社ITコア

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本日は山田敏博氏(株式会社ITコア 代表取締役)と須田超一氏(同社 エンジニア)に吉政忠志(一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事)が、PHPエンジニアの育成と今後の戦略展開についてインタビューしました。

吉政忠志(以下、吉政):
山 田さん、須田さん、本日はご多用中お時間を頂きありがとうございます。貴社にはPHP技術者認定機構の認定スクールになっていただき、社員にPHP技術者 認定試験の受験を推進していただいています。また、私が主宰するビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン(BOSS-CON JAPAN)のPHP認定ゴールド・インテグレータにもなっていただき、誠にありがとうございます。

yamada2014山田敏博氏(以下、山田氏):
こちらこそ、ありがとうございます。弊社はPHPのみならず、総合的なWebインタグレーターとして事業を展開しており、PHP技術者を筆頭とする重要なWeb技術者の育成に力を入れております。

吉政:
貴社は大手企業との直接契約が多いと聞きます。その場合、「うちはJavaしかできません」とは言えないですね。

山田氏:
そ うなんです。お客様はインテグレーターの技術力が見たいわけではなく、必要なシステムを確実に予算内で構築してくれるインテグレーターを必要としていま す。そこで、社内では積極的にWebオールラウンドプレイヤーの育成に取り組んでいます。これはPHPやJavaなどの技術カットでのオールラウンドとい うことだけではなく、プロデューサ、ディレクター、デザイナー、マークアップエンジニア、コーダーなどの職種も含めた職種レベルでのオールラウンドを意味 します。全ての社員がオールラウンドプレイヤーになり、一人で何でもこなせるようになってほしいと考えています。これは、ITコアとして利益が出やすいか ら、そうなってもらいたいというわけではなく、全ては社員一人一人の為だと考えています。私は多くの社員が、ITコアで成長して、独立し、さらに飛躍して いってほしいと考えています。

吉政:
本も出されていますね。拝読いたしました。とても勉強になりました。

山田氏:

あ りがとうございます。書籍「入社1年目から始める 会社に縛られないキャリアの築き方」にも書いていますが、将来的な不景気や会社の業績悪化などのリスクに備える最善の手段は、独立しても食べていけるくら いの職を手につけることだと思います。私が起業した時もそうでしたが、一人で何でもできないと収益が出にくいのです。考えてみると当たり前ですが、部分的 な能力しか持たない人材しかいない状態でシステムを構築しようとすると、多くの人を雇用しなければならなくなり、結果として人件費などの固定費が多くな り、赤字体質になりやすくなるのです。自分がオールラウンドプレーヤーになれれば、一人で何役もこなせるので、多くの人を雇用しなくて済むようになり、独 立している場合、黒字体質を作りやすくなります。もちろん、独立していなくても一人で何役もこなせる人材であれば、どこでも重宝されるので、仕事に困るこ とはほとんどないのです。

吉政:
素晴らしいです!まさに、会社と個人のためを両立する考え方ですね。オールラウンドプレーヤーを育成するためにどのようなことをされているのでしょうか?

山田氏:
ITコアでは以下の図にあるような考え方で教育を進めています。下図にあるスタンス(土台)が大きければ大きいほど、大きなスキルと信頼を築けると考えています。

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そのスタンス(土台)を大きく作るべく、経営理念の中に「社員に求める思想と行動」を織り込んでいます。

1.    自分の未来は自分で創る
2.    オールラウンドプレイヤーを目指す
3.    自由な発想で価値判断する
4.    阿吽(あうん)のスキルを磨く
5.    仕事を楽しむ

吉政:
その考えにもとても共感できます。上記の項目は、より効率的に仕事で成功するための必要な思想と行動ばかりだと思います。ちなみに、スタンス(土台)ができた後、どのような支援があるのでしょうか?

山田:
支援というわけではないですが、KoganePHPというOSSのPHP開発環境を開発し、公開しています。KoganePHPは社内でも使用しています。このKoganePHPは 初心者が簡単に開発ができて、管理者が初心者の参加しているプロジェクトのシステムを簡単に本番移行できるように作られています。社員を育成するためには 経験を積ませなければいけないのですが、従来は初心者に経験を積ませるのは、その後のトラブルシューティングを考えるとなかなか勇気がいるものでした。そ こで、初心者が開発に参加しやすく、何かミスがあっても簡単に修復できるような開発環境を作りました。例えば、初心者がうっかり間違えて修正しても履歴管 理できます。これにより、遡って自分もしくは第三者が修正しやすくなり、初心者をプロジェクトに参加させても効率的に進めていくことができるのです。この 辺りは弊社の須田が紹介いたします。

suda2014須田超一氏(以下、須田氏):
KoganePHPは、以下の特長を持っているため、開発作業を進めやすく、万が一ミスがあっても、間違えたコードを見つけやすい工夫がされています。

KoganePHPの特長
*Webブラウザー上で編集が出来るので、ファイル転送などの手間が無い。
*ブラウザー上でGrep検索ができるので、プログラムの影響範囲などの調査がしやすい。
*本番移行時にDiffで本番データとの差分を見ることができるので、移行ミスが起きる可能性を減らすことができる。
*共通関数ライブラリーを管理するデータベース機能とプログラムへの自動展開
*共通関数のユニットテスト機能。

私は、管理者が開発者からコードをもらい、diffを見て、内容に問題がなければ、ボタンを押していくだけで、簡単に本番移行する機能が好きです。(下図参照)

itcore_3_2014

吉政:
素晴らしいですね!KoganePHPがあれば、初心者もどんどん経験していけそうですね。それによって、成長も早いのではないでしょうか。

須田氏:
実際に若手を見ていると成長が早いと私も感じています。間違ったコードを書いてしまっても、すぐに修正され、大きなトラブルを引き起こすこともないので、プロジェクトが健全になり、楽しく学びながら開発作業を進められるのはとても良いと思います。

山田氏:
社 員の成長にあわせて、ITコアでは半年ごとに給与査定を行っています。それにより、より積極的に学習と経験を積んで実力をつけていけるようにしています。 未経験者でも3年から5年間、努力し実力をつけた社員は32歳で年収600万円を達成するような給与体系にしています。やる気がある方には是非、ITコア を活用して成長し、将来的に高収入で安定した生活を得てほしいと思っています。

以下のサイトに、ITコアの人材採用、社員の成長と採用情報を詳しく記載していますので、興味がある方は是非ご覧ください。

※ITコア 採用情報
http://www.itcore.jp/

吉政:
山田さん、須田さん、本日はありがとうございました。

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