上級へ続く “中間地点” 見えないところで作られている値

PHPに限らないお話ではあるのですが。
プログラムは基本的に「書いた通り」に動きます。なので、すべて明示する必要があります。
「書いてないけど、多分、こういうことをしたいんだろうな」というような、空気や行間を読む、ということは基本ありません。

しかし、実際には「明示していないけれども、自動で作られていくもの」が、PHPにも存在します。

例えば初級問題で出ていた「配列」ですが。数値添字配列では、キーを省略した要素について、PHPが一定のルールに従って自動でキーを作ってくれます。
そのため、こういった挙動を、はじめの頃は「覚え、理解していく」必要があります。
ただ、慣れてくるとだんだんこういったルールが「自然に」理解できるようになってきます。そういったあたりが「習熟」と呼ばれるのだろうと思います。

こういった「見えないところで、自動で作られる値」は、上級試験の「定義済みの変数」でも出てきます。
このような「自動で作られているもの」をどれだけ知っているか? は、ある程度以降のレベルになると、技術力に直結してくるところがあります。
「知らなくてもコードは書ける」事も多いのですが、「知っているとより便利に、シンプルに、わかりやすく書ける」事も多いので、こういった知識をたくさん身につけておく、というのも、よいスキルアップになると思います。

ただ、これに慣れすぎると今度は「暗黙で存在しているのが当たり前」で、「その値が、どこでどのようなロジックの結果として作られているか」を知らないまま進んで
しまうことがあります。
普段の業務では、そこまで意識しなくても問題なく進められることが多いのですが、障害やトラブルシューティングなどの「特殊な状況」において、こういった「ブラックボックスの中」を「どれだけ理解しているか?」は重要なポイントになることがあります。
上級になったら、次は「あることが当たり前になった、見えないところで作られているもの」が「どこで、どんなロジックで作られているか」を改めて深く学び直すのも、よいでしょう。

まずは、「自分で書いていないけれど、自動で用意されている値がある」ということを意識するところから始めてみるとよいと思います。
そして、そういった値を自然に使えるようになってきたら、今度は「その値は、どこで、どのような仕組みで作られているのか」まで一歩踏み込んで調べてみてください。

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