ウェブ・セキュリティ実務知識試験(通称:徳丸実務知識試験)を開始 ~一部試験会場にて不合格でも無料再受験キャンペーンを実施~

一般社団法人BOSS-CON JAPAN(代表理事:吉政忠志、所在:東京都世田谷区、以下「BOSS-CON JAPAN」)は、BOSS-CON JAPAN内組織であるPHP技術者認定機構が国内Webセキュリティ第一人者である徳丸浩氏が代表を務めるEGセキュアソリューションズ株式会社の支援を受け、ウェブ・セキュリティ実務知識試験(通称:徳丸実務試験)を4月1日より実施することを発表いたします。受験受付は3月25日10時より開始いたします。なお、東京と横浜の一部試験会場では不合格でも無料再受験キャンペーンを実施いたします。詳細は試験のページをご覧ください。

■ウェブ・セキュリティ実務知識試験概要
通称名:徳丸実務試験
運営団体:一般社団法人BOSS-CON JAPAN PHP技術者認定機構
受験料金:1万2千円(外税)(学校法人在籍の学生・教員は半額)
試験日:通年実施
試験会場:全国約300か所のオデッセイ コミュニケーションズCBTセンター
設問数:50問
出題形式:選択式
試験時間:75分
合格:70%正解
主教材:「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」(SBクリエイティブ)
推奨前提知識:PHP7技術者認定初級試験合格レベルのPHPの知識

出題範囲:

1章 Webアプリケーションの脆弱性とは
1.1 脆弱性とは、「悪用できるバグ」
1.2 脆弱性があるとなぜ駄目なのか
1.3 脆弱性が生まれる理由
1.4 セキュリティバグとセキュリティ機能
1.5 本書の構成
1.6 セキュリティガイドラインとの対応

2章 実習環境のセットアップ
2.1 実習環境の概要
2.2 Firefoxのインストール
2.3 VirtualBoxのインストール
2.4 仮想マシンのインストールと動作確認
2.5 OWASP ZAPのインストール
2.6 Firefoxの拡張FoxyProxy-Standardのインストール
2.7 OWASP ZAPを使ってみる
2.8 Webメールの確認

3章 Webセキュリティの基礎 ~ HTTP、セッション管理、同一オリジンポリシー
3.1 HTTPとセッション管理
3.2 受動的攻撃と同一オリジンポリシー
3.3 CORS(Cross-Origin Resource Sharing)

4章 Webアプリケーションの機能別に見るセキュリティバグ
4.1 Webアプリケーションの機能と脆弱性の対応
4.2 入力処理とセキュリティ
4.3 表示処理に伴う問題
4.4 SQL呼び出しに伴う脆弱性
4.5 「 重要な処理」の際に混入する脆弱性
4.6 セッション管理の不備
4.7 リダイレクト処理にまつわる脆弱性
4.8 クッキー出力にまつわる脆弱性
4.9 メール送信の問題
4.10 ファイルアクセスにまつわる問題
4.11 OSコマンド呼び出しの際に発生する脆弱性
4.12 ファイルアップロードにまつわる問題
4.13 インクルードにまつわる問題
4.14 構造化データの読み込みにまつわる問題
4.15 共有資源やキャッシュに関する問題
4.16 Web API実装における脆弱性
4.17 JavaScriptの問題

5章 代表的なセキュリティ機能
5.1 認証
5.2 アカウント管理
5.3 認可
5.4 ログ出力

6章 文字コードとセキュリティ
6.1 文字コードとセキュリティの概要
6.2 文字集合
6.3 文字エンコーディング
6.4 文字コードによる脆弱性の発生要因まとめ
6.5 文字コードを正しく扱うために
6.6 まとめ

7章 脆弱性診断入門
7.1 脆弱性診断の概要
7.2 脆弱なサンプルアプリケーションBad Todo
7.3 診断ツールのダウンロードとインストール
7.4 Nmapによるポートスキャン
7.5 OpenVASによるプラットフォーム脆弱性診断
7.6 OWASP ZAPによる自動脆弱性スキャン
7.7 OWASP ZAPによる手動脆弱性診断
7.8 RIPSによるソースコード診断
7.9 脆弱性診断実施上の注意
7.10 まとめ
7.11 脆弱性診断報告書のサンプル

8章 Webサイトの安全性を高めるために
8.1 Webサーバーへの攻撃経路と対策
8.2 成りすまし対策
8.3 盗聴・改ざん対策
8.4 マルウェア対策
8.5 まとめ

9章 安全なWebアプリケーションのための開発マネジメント
9.1 開発マネジメントにおけるセキュリティ施策の全体像
9.2 開発体制
9.3 開発プロセス
9.4 まとめ

■試験の詳細とキャンペーン、お申し込み
以下をご覧ください。
http://cbt.odyssey-com.co.jp/tokumaru.html

■■徳丸浩氏について
徳丸 浩(とくまる ひろし)
1985年京セラ株式会社に入社後、ソフトウェアの開発、企画に従事。1999年に携帯電話向け認証課金基盤の方式設計を担当したことをきっかけにWebアプリケーションのセキュリティに興味を持つ。2004年同分野を事業化。2008年独立して、Webアプリケーションセキュリティを専門分野とするHASHコンサルティング株式会社(現:EGセキュアソリューションズ株式会社)を設立。2015年 イー・ガーディアングループに参画。

脆弱性診断やコンサルティング業務のかたわら、ブログや勉強会などを通じてセキュリティの啓蒙活動をおこなっている。著書に、「徳丸浩のWebセキュリティ教室」(日経BP社)「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践(ソフトバンククリエイティブ)」がある。

EGセキュアソリューションズ株式会社代表、京セラコミュニケーションシステム株式会社技術顧問、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)非常勤研究員。技術士(情報工学部門)。

■■EGセキュアソリューションズ株式会社について
【イー・ガーディアングループ 概要】
1998年設立。2016年に東証一部上場。イー・ガーディアンはネットパトロール、カスタマーサポート、デバッグ、脆弱性診断などネットセキュリティに関わるサービスを一気通貫で提供する総合ネットセキュリティ企業です。センターは、提携先を含めてグループで国内8都市海外3都市19拠点の業界最大級の体制を誇ります。昨今はFintech・IoT業界への参入やRPA開発による働き方改革への寄与など、時代を捉えるサービス開発に従事し、インターネットの安心・安全を守っております。

■EGセキュアソリューションズ株式会社 会社概要
代表者  :代表取締役 徳丸 浩
所在地  :東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー8F
設立    :2008年4月
資本金  :500万円(2020年9月末現在)
業務内容:
1.情報セキュリティ、情報システムに関する監査、コンサルティング
2.情報セキュリティに関する調査、研究、執筆、教育 
3.情報セキュリティ関連の教育及びコンテンツ制作
4.コンピュータシステムの企画、設計、開発、保守、販売
URL     : https://www.eg-secure.co.jp/

■■PHP技術者認定機構について

オライリー・ジャパン、ニフティ、日本マイクロソフト、NTTコミュニケーションズによる特別協賛のもと、2011年2月1日に設立したPHP技術者認定試験を運営する団体です。オライリー・ジャパンが出版した『初めてのPHP5 増補改訂版』と『プログラミングPHP 第3版』を主教材及び出題範囲としています。業界初の匿名論文審査方式を採用した最上位資格審査「ウィザード」を実施しています。

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